Vimの.vimrc
と.vim
フォルダを、Dropboxを使ってWindowsとMacで共有するための手順メモ。主にシンボリックリンクを使ってDropboxに置いたファイル/フォルダへ飛ばす方法だけど、
- XPのデフォルト状態ではシンボリックリンクを作れないのでフリーソフトを使う
- XPでは別ドライブへのシンボリックリンクが作成できない
あたりが注意点かな。基本的に普段はWindows 7とMacでVimの設定ファイルを共有しているので、XP絡みはついでに調べた程度。もしかしたら違うかも。
Windows Vista/7
まず、システム環境変数にHOME
を設定する。(例: C:\Users\ruedap
) それで、コマンドプロンプトを「管理者として実行」して、HOME
のパスに移動する。最後に、以下の mklink
コマンドを実行して、シンボリックリンクを作成する。Windows Vista/7ではデフォルトの状態でシンボリックリンクの作成が可能らしい。以下の例は、DropboxのフォルダがD:\Dropbox
の場合。
C:\Windows\system32> cd %HOME%
C:\Users\ruedap> mklink .vimrc "D:\Dropbox\dotfiles\.vimrc"
.vimrc <<===>> D:\Dropbox\dotfiles\.vimrc のシンボリック リンクが作成されました
C:\Users\ruedap> mklink /d vimfiles "D:\Dropbox\dotfiles\.vim"
vimfiles <<===>> D:\Dropbox\dotfiles\.vim のシンボリック リンクが作成されました
Windows XP
Windows XPの場合は、デフォルトではシンボリックリンクを作成できないので、以下のようなシンボリックリンク作成ツールを使う。
Link Shell Extension リンク作成シェル拡張 for Windows 2000/XP
また、Windows XPでは、同一ドライブ内でないとファイルへのシンボリックリンクが作れない模様。(CドライブからDドライブへのシンボリックリンクが作れなかった) そういった制限を除けば、上記のツールはどちらもGUIで操作できるので、特にシンボリックリンク自体の作成には困ったりはしなかった。
Mac
Macは簡単で、ホームディレクトリの.vimrc
と.vim
フォルダを退避または削除した状態で、以下のコマンドを実行する。
$ ln -s ~/DropBox/dotfiles/.vimrc ~/.vimrc
$ ln -s ~/DropBox/dotfiles/.vim ~/.vim
エイリアスファイルが作成されていればでおk
Vimperatorも共有する
Vimperatorの設定ファイル.vimperatorrc
と.vimperator
フォルダも共有する場合は、以下のようにシンボリックリンクを作っておく。
Windows Vista/7
C:\Users\ruedap> mklink .vimperatorrc "D:\Dropbox\dotfiles\.vimperatorrc"
C:\Users\ruedap> mklink /d vimperator "D:\Dropbox\dotfiles\.vimperator"
Mac
$ ln -s ~/DropBox/dotfiles/.vimperatorrc ~/.vimperatorrc
$ ln -s ~/DropBox/dotfiles/.vimperator ~/.vimperator